グローバル化する世界で存在感を増すアジア 多面的アプローチでその現代的課題に取り組みます

2013年度 アジア研究センター 自己点検・評価活動

  • センターは所長以下5名の運営委員と16名の所員で組織され、5回の運営委員会と6回の所員会議を開催し、共同研究の採択をはじめとし、短期的な研究事業の推進について審議した。今後、中長期のセンター事業計画を早急に立案する必要がある。
  • 協定校をはじめ、7か国から研究者を招へいし、「アジアのパラダイム・シフト:協力と共生への道を問う」と題し、開設記念の国際シンポジウムを開催した。2つの記念講演のほか、3つのテーマでパネルディスカッションを行い、延約1,000名の参加者があった。
  • ホームページは2013年度中の立ち上げを目指し、公開するに至った。今後、センターの最新の情報を学内外に発信するツールとして活用していく。
  • 共同研究の公募を行い5つの共同研究を採択した。また、学際的研究として総合研究「アジアの水に関する総合的研究」を設定し、共同研究とともに、アジア地域の諸課題に取り組んでいく。
  • 公開講演会を1回、研究会を3回開催し、研究成果を内外へ積極的に発信した。
    第1回公開講演会
    「香港におけるアジア研究-冷戦から現在まで-」
    李培徳(東京大学大学院経済学研究科附属日本経済国際共同研究センター客員准教授)
    第2回公開講演会
    「東アジアの環境問題・環境観における伝統と近代」
    (1)「清代中国における『山』の資源管理」
    講師:相原佳之氏(公益財団法人東洋文庫研究員)
    (2)「土壌汚染問題 ―公害問題の最後の領域」
    講師:佐藤克春氏(神奈川大学非常勤講師)
    第1回研究会
    • 「日本企業のものづくりとアジア戦略」
      報告者:田中則仁
    • 「イランの農業社会と水」
      報告者:後藤晃
    第2回研究会
    • 「アメリカと東アジア:太平洋戦争から冷戦へ」
      報告者:泉水英計
    • 「アメリカと東アジア:冷戦から現代へ」
      報告者:佐橋亮
    第3回研究会
    • 「日韓関係:多面的外交戦略を巡る一考察」
      報告者:久田和孝
    • 「タイの砂糖産業について」
      報告者:山本博史
  • センターの研究活動及び成果の情報発信を目的に、年1回『所報』を発行する(2013年度は2014年3月31日発行予定)。
  • センターとしての機能強化を目的とし、アジア関係資料の収集を開始した。2013年度は所員の専門分野を中心に選書を進め、書籍、DVD、雑誌(定期購読)を購入した。